1986年8月D日
シドニーにて-町の魅力にびっくり

ビザの期限切れをあと5日に控えてシドニーへ入った。正直言って、こんなに住みやすそうな大都会がはたして地球上に存在したのか、と思わずうなったほどこのシドニーは素晴らしい快適な町だ。
オーストラリアの町はどこへ行ってもよく清潔で都市計画されているが、ここシドニーにはそれに自然の地形や植物の美しさ、そして誰もが知るハーバーブリッジとオペラハウスの威容とが加わって、言葉で形容しがたい華やかさが町全体にある。
シティ(ダウンタウン)は大きく、そびえたつ高層ビルの数もメルボルンの倍くらいあるだろうか。ニューヨークのような日本人好みのしそうな町だと思う。シドニーに入ったワーキングホリデーの旅行者がなかなかここを出たがらないのもよくわかるような気がする。
気候はこの8月末の冬のさ中でも上着が不要なほどの暖かさで、低い湿度のおかげで空気が澄んで、活動のしやすさは抜群。
パースも素晴らしいが、このシドニーは別格だと言える。
ニュージーランドのオークランド行きの往復チケットを買った。これがなんと340ドルとはまた安いもんだ。
9月1日のフライトでニュージーランドへ渡り、そこでオーストラリアへの再入国申請をして、3週間くらいでシドニーに戻るというどちらかというと駆け足の旅行だが、南半球の日本と言われるニュージーランドへ行けることで気分が高揚してくる。
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