1986年8月A日
クビの宣告そしてカラーサを去る

ここでオレのこのカラーサでの出来事をお話しするのを終える。というのも、この先はとても表現できないからだ。
アーノルドがパースの本社へ今後の打ち合わせをしに短期出張した時点以降、ポートヘッドランドから来たピーターとそのガールフレンドという女(彼らは動物のサ〇とブ〇だった)がこのカラーサの店の乗っ取りを企て、2週間後なんとオレとレイは突然クビを宣告される。
彼らがやってきてオレたちがクビになるまでの2週間の出来事の詳細を文字で公開するのはあえてやめておきたいと思う。
※また別の機会で公開できればと考えている。
残念なことだが、オーストラリア入国当初のニコルズ夫妻初めジョーやアーノルドなど多くの人々から受けていたこの国に対するプラスの印象は、アヤコさんの事件やカラーサでの数々の出来事そしてサ〇とブ〇とのやり取りを通じて大幅にマイナス方向に振れたことは伝えておく。
オレは明日まったくの偶然ながら、10年間勤めたマウント・ニューマン(ポートヘッドランドの鉄鉱石会社)を先日退職した北口さんの車に、パースまで同乗させてもらうことになった。
この地の果てハエ灼熱地獄の町カラーサには数々の思い出があるが、オレはただあのサ〇とブ〇が呼吸するこの町の空気をこれ以上吸いたくないがため、いまは一刻も早くオサラバしたい。ただ、それだけを望んでいる。
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