1987年6月C日

エジプトはいうまでもなく世界最古の文明を誇る国であるが、その数々の遺跡を実際自分の目の中に入れると、やはりその偉大さは驚異的というほかない。
ピラミッド、王家の谷、ルクソールの神殿、アブシンベル宮殿など、なんでこんな高い科学技術を要するものが、紀元前数千年の昔に作られたのかとただ驚嘆するばかりである。
日本の団体客はだいたいアスワンハイダムのあるアスワンまでしか南下しないようだが、アスワンから車または飛行機で簡単に行けるアブシンベル宮殿とその前方に広がるナセル湖(アスワンハイダムのダム湖。全長500キロに及ぶという)の絶景は絶対に一見に値すると思う。
エジプトを一生に何度も旅行する機会のある人などそれほど多くはないであろう。同じ行くなら、ぜひそのあたりまで足を伸ばされることを勧める。
コストなどごくわずかでしかない。自分はライトバンに5-6人が乗る一日ツアーで行ったが、アスワンからアブシンベルまで砂漠を通って全行程約10時間でわずか7米ドルだった。)
<メモ>アブシンベル宮殿はアスワンハイダムができる前にはもっと下の方に作られていた。ダム建設後にできるナセル湖に沈んでしまうのを避けるため、宮殿全部を解体して現在の場所まで移設された。これは1964年から1968年にかけて行われた現代の技術。>
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