F-26 争いの海の平和な腕相撲大会で準優勝

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1987年3月L日

腕相撲, トーナメント, 大会

 このクルーズ2日目の夜は椅子席の乗客が集まって、ワイワイと雑談会となった。イタリア、イギリス、ドイツ、イスラエル、などの奴ら約10人でさながらヘボ国際会議が行われた。

 夜もふけて会議に疲れた空気が流れたとき、誰かが腕相撲大会でもやろうと言いだし、合計7人でのトーナメントが始まることに。

 ヨーロッパの人たちというのは基本的に力を誇示することが好きなようだ。特に北のゲルマン系の奴らにはその傾向が強いと思う。腕相撲とかは彼らの好みの遊びの一つなのかもしれない。

 オレの1回戦の相手はそのゲルマン系の多少痩せたイギリス人であっさりとオレの勝ち。2回戦もゲルマン系の西ドイツ人で身長190cm近い若いヤツだったが接戦の末何とかオレの勝ち。

 決勝はオレより身長が10㎝くらい高く、体重が30㎏くらい重そうなイスラエル人。決勝の前には周りに20人くらいの人だかりができていた。

 身体が小さく弱そうな方を応援するいわゆる判官びいきは日本だけではなく、こっちの人らも同じのようで、オレは大声援を背に受けて試合が始まった。だが約1分の大接戦の末に惜敗。

 でも終わったあとみんなから、おまえなかなかのもんやなー、っていう尊敬の眼差しを受けてしばし感激。

<メモ>オレは日本では腕相撲とかそれほど強い方ではなかったと思う。それでも外国で何回かやっておそらく勝ち越している。右で負けても左で勝ち返すとか。案外、小柄な日本人でも力は大柄なヨーロッパの人たちとあまり変わらないのかなあ、という感想はある。

 準優勝の賞品の缶ビールを一つもらって、その夜はすやすやと寝れた。イスラエルのハイファ港には明日到着予定。イスラエルを取り巻く争いの海での平和な世界大戦の一夜だった。

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