ギリシャ– tag –
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F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-24 船上で会ったユダヤ系南アフリカ人女性からイスラエルについて聞く
1987年3月L日 自分の席に帰る。ひとりの船旅というものは心淋しいものだ。バスや列車や飛行機のように、自分の席に座っていることが当たり前の乗り物では、そのまま自分の席で眠りこくっていても、それほど自分を不自然なものとして感じることはない。 ... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-23 国際クルーズ船は自由度120%-西洋では若者の長旅はファッション
1987年3月K日 オレの買ったこのクルーズ船のチケットはもちろん一番安い椅子席。これから約40時間、船中2泊の旅には疲れるが、お寒いポケットは多くの選択肢をオレに与えはしない。 幸いシートそのものは幅も広く、前後の間隔も大きく取ってあり、比... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-22 ロードス島からイスラエルへ-イスラエルの敵対国は旅行者に爆弾を持たせる
1987年3月K日 男は無表情で尋ねた。「日本人ですか?」「はい。」「このあたりで日本の方はあまり見かけませんが・・・。」「ホント、見てみたいですね。」オレは冗談めかして、しゃあしゃあと話した。 「あなたの行き先は?」「イスラエルです。」「目... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-21 ロードス島からイスラエルへ-乗船前の怪しい制服男
1987年3月K日 晴天、正午過ぎ。 イスラエルのハイファまでオレを運んでくれる船がロードス島の港へゆっくりと入ってきた。紫の海に白い船体が美しく映えている。あと2、3ヶ月もすれば、人々がシエスタ(午睡)へと家路をたどっているであろうこの時間... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-20 ギリシャ領ロードス島へのクルーズ-神様が作った美しい海の色
1987年3月J日 トルコ南西部の港町マルマリスはエーゲ海とその南の地中海との接点に位置している。人工的に作られたリゾートの町ということで、ここは他のトルコの町とは一風変わった景観を持つ。アジアにありながらここはむしろ南ヨーロッパの保養地の趣... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-16 ギリシャからトルコへ入り、雪原の中、生まれて初めて左ハンドルの車を運転してイスタンブールへ
1987年3月F日 ギリシャ・トルコ国境で目が覚めた。時刻は朝5時。入国審査官もあくび混じりの対応だ。 川端康成の小説のような長いトンネルこそないものの、国境を抜けるとそこはただ一面の真っ白な雪原だけが眼前に広がっていた。前にも後ろにも車は... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-15 ギリシャ入国-西ドイツと日本の差トーク-生きる目標や自殺の理由
1987年3月E日 ユーゴスラビアとの国境を越えてギリシャに入り、深夜少し前、エーゲ海添いの町テサロニキでもう一人の同乗者だった中年の西ドイツ人男性が降りていった。彼はそこから鉄道でアテネまで行って、しばらくのんびりしたあと、エーゲ海のどこか... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-12 西ドイツを出てオーストリアそしてユーゴスラビア
1987年3月C日 ホントに来てくれるんだろうか、とハラハラしながらコブレンツの駅で待っていたオレを、笑顔で迎えてくれたのはトーマスという若者だった。ドイツ人にしては珍しいほど背が低く細い男で、シリアでこのベンツを売るためにわざわざこの旅を計... -
F)パリ、ヨーロッパ横断、地中海
F-11 ミットファーゲレーゲンハイトの相乗り斡旋サービスとは
1987年3月B日 ベルギーやオランダのような曇り空はないが、ここデユッセルドルフでも最低気温はマイナス2度、3度を上下するばかり。風は冷たい。 ここでオレはヒッチハイクを諦めることにした。というのも、アテネまでまだ千数百キロもあり、国境を...
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