G-26 エジプトへ行く

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1987年5月H日

エジプト

 まったく衝動的だが、3日後からのエジプト旅行を決心した。このスデ・ニツァンで2ヶ月間働いたため、なんとか300米ドルほどの余裕ができた。200米ドルで2週間は旅行できるというエジプトで、少しばかり気持ちをスキっと入れ替えてこようと思う。

 教科書に載ってるだけでまさか自分が行くことになるとはつい数か月前まで全く頭の中になかったが、バスで数時間走れば世界最古の文明を目の当たりにできる機会があるのであれば、それをテイクチャンスしない不覚はしてはならないというのが動機だ。

 フィリピンの日本大使館には改めてほぼ泣きつく感じの文面で返事を催促しておいた。5米ドルのドル紙幣を同封しておいたことだし、今度こそはなんらかの返事をもらえることだろう。

 ノルウェーの魚工場にも2度目の応募書類を送ったし、エジプトから帰ってくるころには、両方から返事が来ていることと思う。

 もちろん、エジプトから帰ってくれば、持ち金はもとの100米ドルに戻ってしまうため、例の小切手が到着しない限り、ノルウェーへなど行けるはずもない。

 ノルウェーの件はだめでもともとだが、小切手だけは絶対に入手せねばならない。さもないと、このイスラエルに永遠にへばりついていくことになる。

 ホント、少なくともオレがイスラエルから完全に出国するまでは、アラブの軍隊さんたちは攻めるのをしばらく控えといてほしいと切に切に祈りたい気持ちである。

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